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ほぼ毎日更新、今日のつぶやき「デジタル化時代に必要とされる能力は人間力?!」

おはようございます。1年の24分の1が終了していることに気が付いて、膝から崩れ落ちた時村です。

旅館業を始める際に、「防火対象物使用開始届」と「防火管理者選任届」を管轄消防署に提出するのですが、この2つの届出は、それほど難しい手続きでもなく、通常であれば届出書と添付書類を作成して、届出れば手続は完了します。ところが、今回のご依頼者は、ちょっと特殊なケースだったため、担当者と打ち合わせするために、管轄消防署まで車で2時間かけて行ってきました。

膝を突き合わせて話をしたおかげで、こちらの状況も理解して頂けて、進め方も合意できたのですが、別れ際に「来ていただいて良かったです。やっぱり電話やメールでは伝わらないことも多いので、こうして面と向かって話ができて、今後はスムーズに進めることができると思います」と言って頂けたのが、印象的でした。

帰りの車の中で考えたのですが、確かに今後、手続きがデジタル化されれば、単純な手続きほど、誰でもできる作業になって、いわゆる士業の仕事って無くなっていくのだと思うのですが、むしろイレギュラーな案件ほど、僕らのような専門家がより必要になっていくのだと思います。

実際、今回の手続にしても、制度が想定している範囲内であれば、マニュアルに従って手続きを進めることができるのですが、想定されていないケースの場合は、個別に法の趣旨を勘案しながら人間が判断するしかありません。一方で、そうした想定外の状況に対応するためには、士業自身の知識や経験はもちろんのこと、交渉力やコミュニケーション能力など、人間的な要素がより重要になることは言うまでもありません。

「こんなイレギュラーな案件は、時村にしか相談できないなぁ」と思われる存在になりたいと決意を新たにしつつ、帰りの車で2時間ほどナイツの漫談を聞いて、人間力を高めてきました。

それでは、今日はこの辺で。

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