こんばんは。世間は「今年は花見ができるのか」とヤキモキしているみたいですが、花見を通り越して7月のキャンプの予約をしている時村です。

先日、広島運輸支局に終日いたのですが、窓口は一日中人であふれてまして、職員の方もとても忙しそうにされていて、「こういう職場にこそデジタル化が必要だよね」って一緒にいた先輩行政書士と話をしていました。

デジタル化って、人の仕事を奪うようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、人でなくてもできる仕事をデジタル化して、人でなければできない仕事にリソースを割くことができるようになるのが、デジタル化の先にある世界なんじゃないかなと考えます。

例えば、冒頭に書いた広島運輸支局では、相談窓口が２つしかなくて、順番が回ってくるまで、かなり待たされます。でも、デジタル化することで、人が作業をしなくても良くなれば、相談業務といった人でなければ捌けない業務にリソースを割くことができるわけです。

同じような文脈で、「士業の仕事は9割無くなる」と言われる方もいらっしゃいます。確かに、依頼者の代わりに書類を作るという仕事は、もしかしたら9割無くなるかもしれません。しかし、僕らのような士業は、書類作成だけが仕事ではなく、専門知識を活かして、行政と交渉を行ったり、法が想定していないような場合に対応することができます。

先日も、「こういった場合って旅行業の登録が必要なんでしょうか？」という問い合わせがあって、話を伺うと必要とも不要とも判断できるような案件だったのですが、こうした場合でも、依頼者の代わりに専門家が交渉することで、必要な回答を引き出すことも出来ます。もちろん、違法なことはできませんけどね（笑）。

そんなわけで、デジタル化が進めば、「俺は書類作成マシーンなのか」と思うような作業から解放されて、より人間らしい仕事ができる機会が増えていくのではないかと思うところです。

それでは、今日はこの辺で。